地震で倒壊しやすい家の特徴は?被災後の対応や売却のメリットも解説

地震で倒壊しやすい家の特徴は?被災後の対応や売却のメリットも解説

老朽化が進んでいる自宅について、「地震で倒壊しないか」「リスクのある家をどう手放せばよいか」と悩んでいませんか。
耐震補強やリフォームにはまとまった費用や手間がかかるため、この先どのように向き合うべきか判断しておくことが大切です。
本記事では、地震で倒壊しやすい家の特徴や万が一被災した際の対応の流れ、さらに損失を最小限に抑えて売却する方法について解説いたします。
所有物件の耐震性に不安を感じている方や、将来的な負担を減らすために売却を検討されている方は、ぜひご参考になさってくださいね。

地震で倒壊しやすい家の共通点と構造的な特徴

地震で倒壊しやすい家の共通点と構造的な特徴

地震で倒壊しやすい家には、主に建築年数やメンテナンス状況などの共通した特徴があります。
まずは、耐震基準の変遷や構造材の劣化など、倒壊リスクを高める要因について確認していきましょう。

旧耐震と新耐震基準の違い

住宅は建築された時期によって、地震に対する強さの基準が異なります。
旧耐震基準では、震度5強程度の揺れを想定しており、それ以上の大きな地震に対しては、十分な備えがない場合があるため注意が必要です。
これに対して新耐震基準は、震度6強から7程度の大地震でも、倒壊・崩壊しないことを重視して設計されています。
さらに、2000年基準では、地盤調査や接合部の金物の仕様などが一段と厳格化され、耐震性がより高められました。
旧耐震基準で建てられた建物であっても、耐力壁の配置を見直したり、補強工事をおこなったりすることで、安全性を向上させることは可能です。

シロアリや腐朽による劣化

木造住宅において、柱や土台は建物全体を支える重要な構造部分です。
ただし、床下の湿度が高い環境では木材が傷みやすく、シロアリ被害や腐朽によって強度が低下するおそれがあります。
外観上は問題がなく見えても、内部で劣化が進行しているケースもあるため、目視だけでは判断することができません。
このような劣化を放置すると、地震時に構造体が十分な力を発揮できず、倒壊リスクが高まる可能性があります。
そのため、定期的に専門業者による床下点検や薬剤散布、防湿対策などの予防工事を実施し、構造材の健全性を維持することが大切です。

屋根の重さが与える影響

建物の最上部にある屋根は、その重さによって、地震時の揺れ方や構造への負担が大きく変わります。
とくに、伝統的な和瓦など重量のある屋根材は、上部が重くなる分だけ揺れが増幅しやすく、倒壊リスクを高める要因となり得ます。
そのため、屋根の重さに応じて耐力壁の量や配置、柱・梁のバランスを適切に計画することが重要です。
既存住宅であっても、軽量な屋根材への葺き替えや耐震壁の見直しをおこなうことで、揺れを軽減し構造全体の安定性を高めることができます。

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地震で家が倒壊した後の対応手順と支援制度

地震で家が倒壊した後の対応手順と支援制度

前章では、倒壊のリスクがある家の特徴について述べましたが、実際に被害に遭った際はどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、罹災証明の取得から保険申請、公的支援の活用までの一連の流れを押さえ、落ち着いて行動するためのポイントを解説いたします。

罹災証明から解体などの手順

大きな地震が発生した際には、市区町村役場で「罹災証明書」を申請することが重要です。
現地調査により、全壊・大規模半壊・半壊などの被害区分が判定され、この証明書が公的支援や保険金請求の基礎資料となります。
なお、片付けや解体の前に、建物の外観や室内、損傷した設備を写真で記録しておくと、各種手続きがスムーズに進みます。
建て直しや解体を検討する際は、構造の専門家や不動産会社と相談し、費用やスケジュールを踏まえて無理のない計画を立てることが大切です。

地震保険の申請と支払い

地震によって生じた建物や家財の損害は、原則として火災保険ではなく、地震保険によって補償される仕組みになっています。
被害を受けた際には、できるだけ早期に加入している保険会社または代理店に連絡しましょう。
ここでは、罹災証明書や被害状況を撮影した写真などを提出して、損害調査を受けることが必要です。
地震保険の損害区分は、全損・大半損・小半損・一部損の4区分に分類され、それぞれの認定区分に応じて支払われる保険金額が異なります。
なお、地震保険に未加入であった場合でも、公的支援制度や各種融資制度を組み合わせることで、生活再建に向けた資金計画を検討することが求められます。

公的支援と自治体の制度

大規模な地震災害が発生した際には、被災世帯の生活再建を支援するための公的制度が設けられています。
代表的なものとして、住宅の被害程度や世帯の状況に応じて、給付が受けられる「被災者生活再建支援金」があります。
これは、再建方法に応じて、加算支援金が上乗せされる場合もあるのが特徴です。
また、多くの自治体では、地域の実情に応じた独自の支援策を実施しています。
ただし、支援内容や申請期限は自治体ごとに異なるため、役所の相談窓口や公式ホームページで最新情報を確認しましょう。

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地震によって倒壊しやすい家を早期に売却するメリット

地震によって倒壊しやすい家を早期に売却するメリット

ここまで、地震による被災後の対応策を解説しましたが、早めに行動を起こすことで得られるメリットも確認しておきましょう。
最後に、リフォーム費用と売却益の比較や、買取専門業者へ依頼するメリットについて解説いたします。

修繕と早期売却の比較

築年数が経過した住宅を安心して住める状態にするには、耐震補強や屋根のメンテナンスなどに一定の費用がかかります。
リフォームして住み続けることも選択肢ですが、将来の修繕費や維持費まで含めて考えると、このタイミングで手放したほうが負担を抑えられる場合は少なくありません。
早期に売却して現金化できれば、新しい住まいへの住み替えや老後の生活資金として活用しやすくなります。
なお、リフォームと売却のどちらが適しているかは、当社のような地域の相場に詳しい不動産会社へ相談しながら検討してみましょう。

立地が査定額に与える影響

不動産の査定額は、建物の老朽化の程度だけでなく、立地条件によっても左右されます。
駅やバス停へのアクセスの良さ、通勤通学の利便性、周辺の商業施設・医療機関・教育施設の充実度などは、いずれもプラスの評価要素です。
また、前面道路の幅員や接道状況、車の出入りのしやすさなども、将来の活用しやすさという観点から査定に反映されます。
建物自体が古く再利用が難しい場合でも、立地が良好であれば土地としての需要が見込めるため、買主が比較的早く見つかることもあります。
査定の際は、こうした住みやすさや周辺環境の良さを不動産会社へしっかりアピールし、より良い条件での売却につなげましょう。

買取業者へ売却する手順

倒壊リスクのある住宅をできるだけ早く現金化したい場合や、手間をかけずに売却したい場合は、不動産会社による買取も検討してみましょう。
買取であれば不動産会社が直接購入するため、何度も内覧をおこなう必要がなく、早く手続きを進める点が特徴です。
なお、相談の際は、図面やリフォーム履歴などの資料を準備しておくと、査定がよりスムーズになります。

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まとめ

地震で倒壊しやすい家は、旧耐震基準での建築やシロアリによる腐朽、重い屋根材の使用など、構造や劣化状況にリスクがある共通点を持っています。
万が一被災した際は、速やかに罹災証明書の取得や地震保険の申請をおこない、自治体の公的支援制度も活用しながら生活再建を進めることが大切です。
建物の維持や修繕に多額の費用がかかる場合は、早期に買取業者などへ売却して現金化し、住み替えや将来の資金として活用する方法もあります。

奈良市不動産買取センター

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